アイコン秘書検定インタビュー[大学編]

大学で取り組む秘書検定

秘書検定の学習は,
“実学”の習得にもつながる

産業能率大学(東京都世田谷区)

“モチマエ”を発揮して,社会で活躍してほしい

(左から)経営学部の田中彰夫学部長と,サービス接遇検定と秘書検定の指導を担当する山田敏世先生

  産業能率大学は,マネジメント分野の教育で90年以上の歴史を誇る。

同大の前身は,大正14年に能率の実践者を育てるために創立された日本産業能率研究所。 創立者である上野陽一の「すべてのものが,持ち前を100%発揮することが能率である」との思いを受け継ぎ,持ち前を“モチマエ” と表記し,教育の原点としている。
「目指すのは,学生が自身のモチマエに気付き,能力が発揮できるようになること。 そのために1年次から,グループワーク,ディスカッション,プレゼンテーション,PBLなどのアクティブラーニングを取り入れた授業を展開しています」 と話すのは経営学部の田中彰夫学部長だ。

 授業では,“学びを実践で生かす” をキーワードに,実践中心の演習と理論を繰り返し学ぶ。
「学生はさまざまな授業において,考え,まとめ,発表するという学習を繰り返します。 そのため卒業時にはかなりの力が付いている。これが社会で生かせる実学なのです」。

働く上で必要な考え方,気配りが秘書検定で学べる

山田先生から美しい立ち居振る舞いを教わる学生たち。 デニムやTシャツではなく,きちんとした格好で授業に参加させるのも山田流。 「気持ちを切り替えるためにも服装は重要」

 同大では「より多くの実学を習得してほしい」という願いから,資格や検定試験の対策授業や講座を開講し,サポートしている。 ビジネス系検定の受験に特化した科目も複数ある。 サービス接遇検定2級と準1級に挑戦する「 ホスピタリティと接客サービス」や,「秘書検定2級対策講座」は特に受講者が多い科目だ。

 指導する山田敏世先生に話を伺った。 「サービスは,お客さまに満足していただかないと意味がありません。思いやりと気遣いの心で,お客さま対応ができるようになってほしい という思いで指導しています」と話し,秘書検定についてこう続ける。 「秘書検定の学習を通して学生たちは言葉遣いやマナー,慶弔といった知識を習得することができます。 しかし,それだけではないのです。 人に寄り添って仕事ができる考え方や,上司や同僚をはじめ周囲への気遣い,組織の中で人と仕事をするときに必要なことや大切なことを学ぶことができます」。

(左から)経営学部3年生の武田美佳さんと佐藤未菜さん。 大学生活を全力で楽しむ二人。 「タイムマネジメントをする力も付いた」と話す


 3年生の武田美佳さんと佐藤未菜さんは2年生のとき,秘書検定2級に合格した。 「友人に一般知識やマナーが身に付くと勧められ受講しました。働く上で求められる立ち居振る舞いや話し方,お辞儀などを学ぶことができたのも大きな収穫です。 どのような場面でも習得したスキルは生かせると思います」(佐藤さん)。
「敬語やビジネスで必要な言い回しなど,言葉遣いが勉強になりました。 オープンキャンパスのスタッフとして活動していますが,親しみやすい接し方や気配りなど検定で学んだことが役立っています。挑戦してよかったです」(武田さん)。

 二人が習得した実学を生かし,“モチマエ” を発揮する日はそう遠くない。