アイコン秘書検定インタビュー[高校編]

高校で取り組む秘書検定

振り返り,繰り返しの学習で
ビジネスマナーと常識を習得

愛知県立松平高等学校(愛知県豊田市)

地域の期待に応える人材を育て,送り出す

(左から)木村翔太さん,松本禄生先生,岡本亜実さん

 愛知県立松平高等学校は昭和24 年に,「教育で地域を興したい」という住民の熱い思いにより設立された。
同校が担う役割について加藤敏実校長はこう話す。 「地域の皆さんは,将来を担う子どもたちの教育こそが地域の発展につながると考えており,その思いは現在も変わりません。 行事にも快く力を貸してくださっています。 われわれ教員は,地域の宝である子どもたちを預かっているという意識を持ち,教育し,地域に送り出すことを常に頭に置いています」。

 同校には普通科と生活情報科があるが,就職希望者が多いのが生活情報科だ。 昨年度の就職内定率は100%。 地域の信頼と期待に応える人材が育っている。

学びの振り返りに,秘書検定を活用

 生活情報科では,基本的なマナーや常識について早い段階から学び,実践している。
習熟度を客観的に測るために活用しているのがさまざまな検定試験だ。 秘書検定もその一つで,3級を2年生全員が受験する。

同科の宇野しずみ主任は「秘書検定は1年生で学んだマナーの振り返りと,社会の常識,コミュニケーションについて体系的に教える教材として活用しています」と話す。 マナーの授業を担当する松本禄生先生は「社会人として何ができないといけないかに気付いてほしい」と願いを込める。
 合格した生徒に話を聞いた。3年生の木村翔太さんは「特に難しかったのがビジネス文書です。 決まり事が多いため,繰り返し練習して覚えました」と振り返る。 2年生の岡本亜実さんは1年生のときに自主的に受験。 「上司に確認するという秘書の心構えを知り,常識やマナーに限らず,こうしたルールも身に付ける必要があると気付きました」。
 検定に対する加藤校長の期待は高い。 「合格できれば生徒の自信につながります。 その自信は学びを深めたり,広げたりするための原動力になるはず。 生徒一人一人が学び成長すれば,学校全体の学びに対する意識も高まると思います」。