アイコン秘書検定インタビュー[高校編]

高校で取り組む秘書検定

職業人の力を発揮するために,
実技指導は欠かせない

富山県立富山商業高等学校(富山県富山市)

“富商ブランド”を担う生徒を育てたい

(左から)秘書検定の指導を担当する水島弥生先生,仲井章校長

 富山県立富山商業高等学校は,120年以上の歴史を誇る伝統校だ。同校の仲井章校長は,商業教育についてこう話す。 「長年,商いの道を究めた職業人を社会に送り出し続けています。 その結果,地域の方たちは『富商とみしょう生なら間違いない』と信頼してくださっているのです。 この信頼が長い歴史の中で富商ブランドを築き上げてきました。私たち教員には,生徒を富商の誇りを担える人材に育てる使命があります」。
 同校では地域に貢献できる職業人の育成を目指し,資格や検定の取得にも力を入れている。 全商簿記,全商珠算・電卓,全商情報処理は全科共通して取得を目指す検定で,上位級の合格者も多くいる。 ビジネス系の検定も導入しており,3年生「課題研究」の「ビジネス実務の研究」という時間で,秘書検定3級に挑戦している。

実技指導で育成する社会で発揮できる力

 秘書検定の学習は,11月の試験に向けて4月からスタート。実技指導に多くの時間を割いている。
 指導を担当する水島弥生先生は,「テキストを参考にしながら,ロールプレイング形式で接客応対やお茶出し,電話応対,名刺交換などを学びます。 頭で理解できていても,実技をやらせてみると全くできていないことが多いのです。 試験で点数が取れたとしても,実際に使えるスキルが身に付いていなければ何の意味もありません」と話す。
 秘書検定に挑戦した生徒からは,「社会人に必要なマナーやスキルを学び,身に付けることができたと思う。 社会人になったとき,学んだことを忘れず発揮していきたい」という感想が届いている。
 「昨年度,講座を選択した生徒の半数近くが就職希望者でした。ビジネスマナーを習得して社会に出たいという思いが強いようです」と話す水島先生。 「学んだことを社会でどう生かしていくか。そこが肝心です。学習したことを発揮できるよう,今後も実技指導に力を入れていきます」と指導への決意は固い。