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面接試験について[
準一級
面接試験
合格アドバイス]

2.面接試験の進行・手順

 面接試験は「あいさつ」「報告」「状況対応」の三つの課題からなっています。
 3人1組のグループごとに実施され,所要時間は1組およそ10分です。受付から終了までの流れは次のようになっていますので,およそのイメージをつかんでください。

1受付

受験票を提出して出欠の確認が済んだら,説明書(「試験の受け方」)と面接番号札(シール)を
受け取って,番号札を胸に張ります。控室では空いている席にお座りください。

2「報告」課題の配布

名前を呼ばれたら,控室の「課題を読む席」に移動し,報告の課題を2分間で覚えます。
メモを取ることは出来ません。

3入室

係員がドアを開けるので,「失礼いたします」と言って会釈をして入室し,
所定の場所に手荷物(貴重品)を置いて,審査員に近いいすから面接番号順に座ります。

あいさつ

「○番の方,どうぞ」と指示があったら,〈あいさつ〉と書いてある審査員の前に行って,面接番号と名前を言ってください。

報告

報告課題例

時刻をセットしておくと,残り時間を声で知らせる時計ができた。

外出の前や,料理のときに重宝するという。

あいさつが終わったら,〈報告〉と書いてある審査員の前に移り,先ほど覚えた内容を,
秘書が上司に話す言葉と態度で報告します。

状況対応

状況対応課題例

山田部長は今日は戻らない予定だ。

失礼だが,急ぎの用件か。(前傾姿勢で言う)

部長の山田は本日は戻らない予定でございます。

失礼でございますが,お急ぎのご用件でいらっしゃいますか。(前傾姿勢で言う)

・報告が終わったら,〈状況対応〉と書いてある審査員の前に移ります。
・課題は,審査員がパネルで示します。
・審査員をお客さまだと思って,パネルの言葉を,秘書がお客さまに話す言葉に直して,対応します。
・課題は2問あります。

ロールプレイングは,「前傾姿勢」で行うのが基本です。
「前傾姿勢」とは,人前で改まって話をするときの姿勢で,
手は前に重ね,会釈をするときと同じぐらいの角度で,体を前に傾けたままの姿勢のことです。

退室

最後に「ロールプレイングアドバイスシート」を受け取り,荷物を持って退出します。
以上で面接試験はすべて終了です。

※「ロールプレイングアドバイスシート」とは,今後の学習の参考としてもらうために,今回の至らなかった点をアドバイスするものです。 今回合格した人は,次の1級受験に際しての自己点検の資料や,就職の面接試験のときの参考にもなります。ご活用ください。